【緊急】数の子の塩抜きすぎ!味がしない・苦い時の復活法を料理家が解説

「あ、やっちゃった!」

年の瀬のキッチンで、数の子の塩抜きを長くしすぎて、味見をして真っ青になっていませんか?

でも、深呼吸してください。ご安心ください、その数の子、たった1時間で美味しく復活できます。

この記事では、おせち料理を教え続けて20年の料理研究家である私が、誰でも絶対に成功する「呼び塩」レスキュー法で、あなたの数の子を絶品の味に蘇らせるお手伝いをします。

読み終える頃には、焦りは安堵に変わり、自信を持って味付けの工程に進めるはずです。


[著者情報]

この記事を書いた人:板倉 涼子(いたくら りょうこ)

料理研究家 / 管理栄養士

日本の家庭料理、特におせち料理や季節の行事食を専門とし、科学的知見に基づいた「失敗しないコツ」の伝授を得意とする。料理教室を主宰し20年。著書に『いつもの食材で、ハレの日の食卓を。』。

メッセージ: 「あらあら、大変!でも大丈夫よ、数の子の塩抜き失敗は、年末の料理教室で一番よくあるご相談なんです。誰にでもあることだから、自分を責めないで。一緒に美味しく元通りにしてあげましょうね」


大丈夫!「塩抜きすぎ」は、おせち作りで一番多い“あるある”です

こんにちは、料理研究家の板倉涼子です。年の瀬のキッチン、本当に大忙しですよね。「あ!数の子の塩抜き、長くやりすぎちゃった!」…そんな声が聞こえてきそうです。

でも、深呼吸して。大丈夫、その数の子は捨てたりしないで。

私の料理教室でも、年末になると「先生、助けて!」というお電話の半分は、数の子のことなんですよ。大掃除をしながら、他の煮物を作りながら…そんな中で、数の子のことばかり気にかけているのは至難の業です。

生徒さんから一番よく受ける質問は、「もう捨てるしかないでしょうか…?」という悲痛なものです。とんでもない!これからが腕の見せ所ですよ。この「塩抜きすぎ」という失敗は、おせち料理を構成する大事な一品である数の子を、もっと美味しくするためのちょっとした寄り道だと思ってください。一緒に、美味しくしてあげましょう。

【1時間レスキュー】味が抜けて苦い数の子を救う「呼び塩」の全手順

さて、早速あなたの数の子を救出しましょう。

「塩抜きすぎ」という問題に対する最も有効な解決策は、「呼び塩(よびしお)」という調理法です。 これは、ただの真水ではなく、適切な濃度の食塩水に浸すことで、抜けすぎてしまった塩分を、再び数の子の中に「呼び戻す」という先人の知恵なんです。

なぜこの方法が有効かというと、「浸透圧(しんとうあつ)」という力が働くからです。難しく考えなくて大丈夫。「濃度の違う液体が隣り合うと、同じ濃さになろうとする力」のことです。塩が抜けきった数の子を、海水くらいの濃さの食塩水に入れることで、塩分が数の子の中に穏やかに戻っていくのです。

それでは、具体的な手順です。とても簡単ですよ。

この手順で1時間後、数の子の端をほんの少しだけかじって味見をしてみてください。きっと、ちょうど良い塩加減に戻っているはずです。

なぜ苦くなる?もう失敗しないための塩抜きの科学

ところで、「塩を抜きすぎただけなのに、なぜ少し苦くなるの?」と不思議に思いませんでしたか?

これは、塩抜きのやりすぎが、苦味を感じさせる原因となるからです。塩抜きの過程で、塩分が数の子から抜けるとき、実は塩分だけでなく、数の子が持つ旨味成分も一緒に流れ出てしまいます。その結果、味の全体のバランスが崩れてしまい、数の子がもともと持っている微かな苦味が際立って感じられてしまうのです。

このメカニズムを知っておけば、次からはもう失敗しません。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス

【結論】: 数の子の塩抜きは、レシピの時間に頼りすぎず、必ず自分の舌で「味見」をすることが最大のコツです。

なぜなら、数の子の大きさや元の塩分の強さによって、最適な塩抜き時間は微妙に変わるからです。3〜4時間経ったあたりから、1時間おきに端をかじってみて、「少し塩気が残ってるかな?」くらいが、実は最高のやめどき。その後の味付けで、味がしっかり決まりますよ。

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📊 *比較表
表タイトル:
* ひと目でわかる!数の子・塩抜きの状態比較
状態 見た目・食感 対処法
塩抜き不足 色が濃い飴色。硬い。 しょっぱい!辛い! もう少し真水、または薄い塩水に浸す。
ちょうど良い 透明感のある黄色。プリプリ。 ほんのり塩味を感じる。 味付け工程へ進む。
塩抜きすぎ 白っぽくなる。少し柔らかい。 味がしない。少し苦い。 この記事で紹介した「呼び塩」を行う。

それでも心配なあなたへ。最終手段の絶品リメイクレシピ

「呼び塩を試したけど、やっぱり少し味がぼやけて感じる…」

万が一、そんな場合でも、絶対にその数の子を無駄にはしません。味が繊細になった数の子は、他の食材と組み合わせることで、見事に変身させることができます。もしもの時のための、簡単なリメイクレシピを2つ、お守りとしてお伝えしますね。

  1. 数の子の和風ポテトサラダ:
    塩抜きした数の子を細かく刻み、マッシュしたじゃがいも、マヨネーズ、そして隠し味の白だし少々と混ぜ合わせます。数の子のプチプチした食感が最高のアクセントになりますよ。
  2. アボカドと数の子のわさびマヨ和え:
    一口大に切ったアボカドと数の子を、マヨネーズ、醤油、練りわさびで和えるだけ。クリーミーなアボカドが、数の子の繊細な風味を優しく包み込みます。

まとめ:さあ、最高の数の子体験へ!

ここまで、塩を抜きすぎてしまった数の子のための緊急レスキュー法をお伝えしてきました。

最後に、一番大切なことだけをもう一度。

  • 数の子の塩抜きすぎは、「呼び塩」で必ずリカバリーできます。
  • 失敗の原因は、塩分と一緒に旨味も抜けてしまうから。
  • この経験は、あなたを料理上手へと導く素晴らしいステップです。

自信を持って、美味しい数の子を完成させてください。あなたの作ったおせち料理は、きっとご家族の最高の笑顔を引き出してくれますよ。

さあ、まずはキッチンタイマーを1時間にセットして、「呼び塩」を始めてみましょう!


[参考文献リスト]

  • 長谷工の住まい「暮らしのレシピ」, 数の子の塩抜き、しょっぱい・苦いなど失敗したときのリカバリー法, (参照日: 2025-12-13)
  • ちそう, 数の子の塩抜きに失敗!しょっぱい・苦い・味がしない時の対処法を解説, (参照日: 2025-12-13)
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